『 Chicaco的写真生活 』
ファインダーの中の -Fantasy -
うららかな場所を求めて、小樽港からフェリーで南下。
舞鶴〜大阪を経由して、山口県を目指しました!
津和野は山間の城下町で、かねてよりの憧れ地。
この掘割に流れる水と鯉、イメージどおりの光景です。
千匹以上いるそうですが、
長老級のビッグサイズばかりで驚き!
津和野は山口県と勘違いしていたけれど、なんと島根県!
すみません。
県の西部に位置し、山陰の小京都と呼ばれています。
四方山に囲まれた盆地にあり、小さい宝石のような隠れ里です。
趣きのあるお店の入り口の、素敵なしつらえ。
いいなぁ。こちらは絵入りロウソクやポチ袋など、
日本の雑貨を売っていました。
メインストリートの殿町通りを散策すると、
当時の建物が、飲食店や造り酒屋、民芸店などになり
活躍中です。
カトリック教会では乙女峠まつりが開催されていました。
津和野は江戸時代、長崎からのキリシタンの流刑地となり、
改宗を迫られたという歴史があります。
郊外にある乙女峠マリア聖堂は、
その事情を物語る資料となっています。
ランチタイムにいただいたセット。
お椀に入っているのが郷土料理の「うずめ飯」です。
お茶漬けのようなものですが、
底の方から混ぜ合わせると、
細かく刻んだ野菜等がわさわさと出て来て、意外感あり。
具を"うずめる"という意味らしいです。
コクのある出汁で、素朴ながらかなりいけました。
津和野は和紙とワサビが特産で、和紙製のこのトレイも
この町ならではなのです。
7月にはこんな踊りが観られるそうです。
国重文指定されている「鷺舞」は、当時の古式をそのまま残している
全国でも数少ない神事だそうです。
鶴みたいだけど"鷺"なのね。
興味が湧きます!
運良くこんな景色に遭遇。
錦川にかかるガーダー橋を走るSL山口号は
鉄ちゃんならずとも、嬉しいですね。
なんだか郷愁を誘います〜。
津和野から車で1時間弱で萩に到着。
意外に近いので、津和野とセットで訪れる人が多いんですね。
こちらも美しい城下町です。
昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」は萩が舞台。
視聴率低迷だったようですが"胸キュン大河"の触れ込みどおり、
私は充分キュンキュンしておりましたー。
旅の一番の目的ともいえます。
松蔭神社にある「松下村塾」。
あぁ。ドラマが蘇る〜幕末の若き獅子たちの
姿が見えるよう。
杉さんちです。意外にも大きくて立派なのです。
文のベッドルームでもある2Fに続く階段発見!
城下町を散策すると、あちらこちらでたわわに実る
夏みかん!お花を見られたらいいなと思っていたのに、
すでに実になっていたとは!
南に来た気分満載でかなりの盛り上がり。
夏みかんスイーツも要チェック!
夏みかんタルトと夏みかん最中を購入。
苦甘くてウマしです。
重要文化材「菊屋家」横の菊屋横丁は、
日本の道百選に認定された、美しい白壁が続く道筋。
高杉さんち。菊屋横丁にあります。
ドラマで父上がよくこの前に立っていたなー。
あれはセットだと思うけどー。
江戸屋横丁には木戸さんち。
高杉さんとの間にある伊勢屋横丁には、素彦さん生家跡もあり
みんなこんなにこんなに、近くに住んでいたんだ〜
萌え!
この町で、ドラマさながらの光景が繰り広げられて
いたんですねぇ。
何だか不思議な感動を覚えた旅でした。